ホワイトバードとは

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ホワイトバードは、沖縄県の浦添総合病院に次いで全国で二番目となる民間の医療搬送用ヘリコプターです。新聞やテレビなどで紹介される際にはよく「民間版ドクターヘリ」と呼ばれますが、実際にはドクターヘリとホワイトバードではいろいろな点で違いがあります。

(追記:浦添総合病院が運営していた民間ヘリ「U-PITS」は、2008年12月1日より、公的ドクターヘリとなりました。)

 

ドクターヘリは、国と県の補助金を受けた公的なもので、生命の危機が迫っている患者に対し、医師を現場に送り込み、現場から治療を開始することを主な目的にしています。このため、原則として命にかかわらないような軽症の患者さんは搬送しません。また、県からの補助金を受けての運航ですので、県をまたぐ搬送は難しいこともあります。これに対し、ホワイトバードは、公的補助金を受けていないため、柔軟な運用が可能で、要請があれば軽症の患者さんも運びますし、回復した患者さんを地元の医療機関までお送りすることもできます。また、県を越えた搬送も問題なくできます。

 

次に、ドクターヘリは、離発着に関する規制が大幅に緩和されており、一定の条件を満たしさえすれば、事故現場や高速道路上にも着陸することができます。これに対し、ホワイトバードは、あらかじめ届け出た離発着場にしか降りられません。このためホワイトバードは、病院間の転送が活動の中心になります。

 

このように、ホワイトバードと公的ドクターヘリは競合するものではなく、お互いがその長所を活かしあって、一人でも多くの患者さんを救うための車の両輪のようなものだといえます。ホワイトバードは、公的ドクターヘリが搬送の対象としない、軽症の患者さんや、下り搬送の患者さんにも柔軟に対応できることを強みとしていますので、どんな患者さんであってもご遠慮なくご相談ください。また、ホワイトバードの搬送費用は、 池友会グループの医療機関に搬入される場合、一切無料です。

 

ただし、原則として患者さん個人からの搬送依頼は受け付けておりませんので、ヘリ搬送を希望される方は、まずはお近くの医療機関にご相談ください。

 

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